カテゴリー
未分類

コロナウイルスのラムダ株の国内初確認の公表時期が、オリンピック後・パラリンピック前だったことは、障害者差別的に見えかねない。

今年7月に、オリンピック関係者で、南米ペルーに滞在歴のある女性から、コロナウイルスのラムダ株が見つかった、との報道がされています。

そして、7月の段階で分かっていたこの事実を、オリンピック閉幕まで、日本政府が公表しないでいたのではないか、つまり隠蔽していたのではないか、とも言われています。

多分、隠蔽していたのだろう、と思わざるを得ません。公表することによって、オリンピックが開催できなくなることを恐れたのだろう、と私でなくても思うことでしょう。

ただ、障害者である私は、こうも思うのです。オリンピック閉幕まで隠蔽して、その後公表した、という仮定が、もし仮定でなく事実だとするならば、それは即ち、パラリンピック開幕前に公表した、ということですよね。

ラムダ株の国内での確認を公表することで、開催しにくくなるのは、オリンピックもパラリンピックも同じだということを考えると、オリンピックは開催できないと困るけれど、パラリンピックは開催できなくてもよい、というのが日本政府の考えなのでしょうか?

ラムダ株に感染した女性が、オリンピック関係者であって、パラリンピック関係者ではないから、パラリンピックの前に公表しても、パラリンピックは開催できる、という声も聞こえてきそうですが、それも詭弁に聞こえます。オリンピックでもパラリンピックでも、世界中から選手団やマスコミが日本に来るのは同じですから。

ここですぐに、いわゆる健常者のスポーツの祭典であるオリンピックと、いわゆる障害者のそれを単純に比較して、ラムダ株確認の公表時期が、障害者差別的だと喧伝するのは、あまりに安直かもしれません。日本政府が公表時期を決めた理由は、他にもあるかもしれませんしね。それに、日本政府がラムダ株の確認を公表せずに隠蔽していた、と言い切ること自体が、証拠不十分で、できることではないでしょう。

しかし、ラムダ株の国内初確認が、オリンピックの後・パラリンピックの前に公表された、という事実は、やはり重く受け止められねばなりません。

なぜこの時期に公表されたのか、ということをこそ、マスコミの方々には追求・報道してほしいと切に願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です