秋篠宮文仁親王のご長女の眞子内親王と、その大学の同級生である小室圭さんのご結婚に関する報道が、連日メディアでなされています。そして、その論調の多くは、小室さん本人や、その家族の過去を取り上げて、小室圭さんは皇族と結婚するにふさわしくない、と断じるものであるようです。
この件に関しての私見を述べます。タイトルにも書きました通り、私は「眞子さまと小室圭さんのご結婚を、心から祝福したい。ただし、税金の使途についての納得のいく説明がなされた場合にのみ、ではあるが」。
以下に、私の考えを解説します。
私は、基本的に、前途ある有為な若者二人の結婚なのですから、心から祝福したいと思います。本当にそう思う。眞子さまも小室さんも、学歴としてもキャリアとしても、本当に素晴らしいものをお持ちです。是非、頑張って頂きたいです。
ただし、一つの条件付きです。これをクリアできないのなら、私は彼らの結婚を祝福しません。
お二人のご婚約から来るべきご結婚までの間に、宮内庁から随分な額の支出がなされているとの報道があります。宮内庁から出たお金は、はっきり言って、税金です。「血税」と言い換えてもいいでしょう。この使途を明らかにし、適切でない使い方がされたお金については、不当に受け取り利益を受けた人物から、宮内庁宛に返還される必要があるでしょう。また、小室さんに関する他の疑惑を、気にかけるべきは眞子さまだけであって、眞子さまが問題視しないのならば、小室さんの疑惑群は、何ら問題ではないはずです。
ただし、税金の使途を明らかにさせる権利と、問題のある支出がきちんと返還されたことを確認する権利は、納税者である国民全員にあるはずです。私はそれを行使したい。
税金の使途の問題がクリアにならなくても、お二人のご結婚は、法的には成立するでしょうが、私としては、気持ちの上で、祝福するつもりにはなりません。
税金の使途を、どうか明らかにして下さい。そうすれば、お二人のご結婚をお祝いしたいと思える人の数が、きっと増えるはずです。
ここからは、少し脱線して、下世話な話をします。
報道を見ている限りにおいて、小室さんという人は、随分と疑惑を生む行動を取っているようです。勿論、あくまで疑惑ですので、調査した結果、小室さんには何ら問題はなかった、ということもあるでしょう。そうであってほしい。
でも、これだけ叩かれている小室さんとの結婚を、眞子さまは望んでいらっしゃる訳です。別の言葉で言えば、眞子さまは、こんなにも問題のあるとされる男性のことが、好きで好きで堪らない訳です。これ程までに麗しい話があるでしょうか?
皇族の方の話題なので、引き合いに出すのが適切かどうかは分かりませんが、ダメ亭主に尽くすお嬢様、みたいな古典落語によくありそうな設定です。
しかし、何故、眞子「さま」と平仮名で表記するのでしょうか?雅子「さま」も愛子「さま」も、「様」という漢字の表記にしないのは何故なんでしょうか?あと、眞子「さん」ではいけないのでしょうか?
話が逸れましたが、この国では、本人同士の合意があれば結婚できます。その合意はもう達成されているようです。あとは、税金の使途についての納得のいく説明がなされれば、私という国民は、お二人のご結婚を心から祝福することができます。早く、お祝いできるような環境が整うことを強く望みます。
私は、他人の幸せを、素直に祝福できる自分でありたいのです。